フジテレビ系列で放送されたのドラマ「 CHANGE 」の最終回、見ました?
面白かったですね~!
小学校の教師だったキムタク演じる朝倉啓太が、選挙に担ぎ出され、
政治家となり、総理大臣になるというストーリーにオチャラケドラマかと
思っていましたが、意外や意外。今の日本の政治が抱える課題にメスを入れた
メッセージ性のある内容、そして最後の朝倉総理の演説に感動しました。
国、国民のことを無視し、私欲と権力に左右される政界の姿は、
今の日本の政治が抱える政治不信の状況を的確に捉えていました。
また、国民が政治に関して無関心ではいけないことも、最後の演説を
通して、伝えたかったテーマだと感じました。最近、くだらないと
感じるTV番組が多く、放送局の資質すら疑う時がありますが、
このドラマは、素晴らしかった。
私が特に印象に残っているのは、深津絵里さん演じる美山秘書官が神林さんに言った
「
朝倉総理は、言葉をもっておられます。」
という言葉。選挙の時や、ベテラン議員とのやりとりの際に、朝倉総理が
その時々を切り抜ける発言シーンを捉えて、朝倉総理は人を引きつける、
人を魅了する力を持っているという意味合いを言った言葉です。
話しベタな私自身、人に思いを伝えるのがヘタで、いつも悩んでいますが、
伝えた相手が共感し、行動を起こしてくれるには、”伝わる”ことが必要です。
勿論、相手に気持ちが伝わるには、話す言葉だけでなく、相手の目を見て、
真剣さを伝える目力や、かもし出すオーラなどもあるでしょうが、
それらも含めて、「言葉を持っている」ということは、トップに立つ人に
とって、最も求められる資質じゃないかと感じました。
福田総理の「・・・だと思いますよ。」っていう他人事のような会見は、
見るたびに腹が立ちます。何故、自分の思いを、自分の言葉で伝えようと
しないのか。
同様のことを吉田市長にも感じます。何故、ちゃんと目線を合わせて、
しゃべらないのか。こども病院の移転の問題に関しても、何故アイランド
シティーに移すのか、本当に市民のことを考えて検討しているのなら、
担当者に任せにせず、ちゃんと自分の口で説明すべきです。
最後の演説の中の「私利私欲でもなく、権力のためでもなく、私を応援して
くれたみんなのために総理の職をここまで頑張った」という言葉はステキで
した。あんな政治家が本当に現れたら、どんなに日本の政治が良くなる事やら・・・。
以前、「
その時歴史が動いた」というブログの中で、書きましたが、
派閥をなくし、権力と数の論理のしがらみを崩し、政治家個人が
当選当初の思いのままで活動できる仕組みに変えていかないと、
不信だらけの日本の政治は立ち直れない気がします。
ドラマでは、朝倉総理の地元は、福岡の設定でした。
もし本当だったら、福岡出身の二人目の内閣総理大臣ってことに!!
このブログで、最初に挙げた記事が、「
福岡出身の唯一の内閣総理大臣、広田弘毅」。
神林さんにはめられたことを一切口にせず、すべての責任を自ら背負い、
総理大臣の職を辞任した朝倉総理の姿は、戦争防止に努めながら、
暴走する軍部を抑えきれず、東京裁判では一切の弁明をせずに
絞首刑となった広田弘毅さんの話しを思い出しました。
気骨で実直で、国を愛し、国民を思い、使命感と自己犠牲の精神で、
その職に臨まれ、生涯を全うされた福岡の誇れる人です。
さてさて、そんなこんなを書き巡るうちに、時間は午前3時50分。
今年の博多祇園山笠のフィナーレ、追い山笠(やま)まで、あと1時間ちょいになりました。
今年はTVで、とも考えたんですが、やはり追い山笠はあの場に参加し、
生で感じるのが一番。チャリンコ飛ばして行ってきま~す!
写真は、13日の集団山見せの時の写真です。