復活、川端ぜんざい!

よかろうもん!

2008年06月18日 01:51

第17回おもしろ博多塾
参加してきました。

博多をこよなく愛されている永田さんが博多の伝統文化を楽しみながら、見聞・体感する場にしたいと主催されている「おもしろ博多塾」。
3年目に突入し、今回で早17回。
毎回多彩なテーマで企画されています。

今回は、「 復活、川端ぜんざい! 」と題し、初の食をテーマにした開催です。

土日祝日(他にもお祭の日などに)に、上川端商店街の一角で「川端ぜんざい」が
一杯400円で振舞われていますが、皆さん、食べられたことあります?
奥さんのお気に入りで、わが家は時折食べに行きます。

この川端ぜんざい、大正初期に四姉弟が創業。昭和20年の博多大空襲で、
店は一度灰となり、その際にお姉さんは亡くなられたそうなんですが、
戦地から戻った三兄弟が再び上川端通りにお店を構え営業を再開、
独特の甘さがとても評判となり、地元の人へ大変親しまれたそうです。

その後、お店は、三兄弟が亡くなる事で閉じることになったようです。
現在の川端ぜんざいは、上川端商店街の方々が復活したものなんです。

その当時の味をもう一度楽しもうというのが今回の企画。永田さんと、料理人の濱田さんが企画し、再現し、ご馳走して頂きました。

現在のものと比べると、どろーとした感じで、めちゃくちゃ甘かったです。ただ、甘いのにその甘さが後を引かない微妙な甘さで、純に砂糖だけを使い、丹念に手をかけて作ったことに、その味わいがあるようです。

当時の味を知る参加者からは、

 『この味! この味!』

って、懐かしむ声が聞かれました。

ぜんざいと共に、今でも、たくわんが添えられていますが、その当時は
テーブルの上にドーンお置かれていて、ぜんざいの中に入れて食べていたそうです。

氷で冷やした「冷やしぜんざい」もあったとか。

そんなこんなで、参加者同士話しが盛り上がり、
博多仁和加や、言い立てまで飛び出して、大変楽しいひと時でした。

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