先日、九州観光推進機構が主催する「
第10回目観光・まちづくりネットワーク九州」に
参加してきました。九州観光を担う人材育成とネットワーク作りを目的としたセミナーで、
今回は、大分県日田市、熊本県小国町、宮崎県高千穂町の3ヶ所を訪問し、各地域の
取り組みを聞いたり、参加者同士の交流を行ってきました。
講義の内容は、いろいろありすぎて、書ききれません!
今回は、2日目に伺った小国にある杖立温泉をピックアップし、紹介します!
杖立温泉、もちろん前から知ってたんですが、昔ながらの湯治場と、ちょっとさびれた
イメージもあって、恥ずかしながら、今まで立ち寄ったことはありませんでした。
(杖立って、小国町になるんですね。それすら知らなかった・・・。)
ところが、今回行ってみて、とってもすばらしい温泉地でした!
壮大な自然の中に、川と湯けむりのある風景、風情ある町並みなどの
景観も良かったし、なにより会った地元の方々が皆さん、明るくてゲンキ!
ということで、杖立温泉の紹介。
まずは
杖立体操!
杖立は、中国・河南省と交流があるそうで、その中国から伝授されたきたオリジナル体操が杖立体操。周囲の自然の”気”を取り込む気孔の体操で、ダイエット、健康、美貌?などの効果があるそうです。
毎朝9時、街中に杖立体操のBGMが流れ、川の中心にかかる杖立橋の上で、住民、宿泊客一緒になっておこなっているそうです。
我々も挑戦。昨晩、参加者同士の交流に盛り上がり、日にちが変わるまで飲んでたので、
ちときつかったですが、小雨まじりな状況も気にならないくらい、とっても気分爽快でした。
どんな体操か知りたい方は、
こちらへ
で、杖立体操を終え、町の散策。
昨年4月から「
みちくさ案内人会」を発足し、地元の方による杖立温泉内の案内を
始められたそうです。杖立では、路地裏のことを「背戸屋(せどや)」と呼ぶそうです。
元々、旅館の人や地元の人のための独特の狭い路地裏だったんですが、
昭和のにおいの残るこの風景も、観光資源であることに気づき、始められた
ようです。結構楽しかったですよ!
そして、そして、
杖立プリン。
その昔、杖立温泉街には「甘玉子(あまたまご)」という茶碗蒸しに
砂糖を加えたような、現代で言う「プリン」があったそうです。
甘玉子は先人の方がお客様へのおもてなしだったようで、それを
現代に復活させたのが、杖立プリン伝説プロジェクト。
20にものぼる旅館や、お店が賛同し、それぞれ個性あるプリンを
提供されています。それもほとんどが200円~300円で格安です。
今回、散策中に頂いたのが、白水荘の”餡プリン”。
とってもおいしかったです。全種類食べてみたい!!
無料で利用できる、とってもりっぱな足湯の施設もありました。
やっぱり行ってみると、それまで持っていた印象はがらっと変わることを
感じました。雑誌に載っている温泉や旅館情報だけでは、見えない部分が
たくさん見つかります。
杖立温泉、お薦めです!