博多祇園山笠③ ~流舁き~

よかろうもん!

2006年07月10日 23:05

流舁き、見に行ってきました!



これは、今年一番山の恵比須流。
流舁きは、各町を前に当番町の役員が、棒の上に座って、「今年もよろしく」との
意を込めて、手一本を入れた後、自分たちの区域内を舁き廻ります。

恵比須流には、14町あり、当番町の蓮池町を先頭に、それぞれの町が
オイッサ、オイッサの掛け声と共に登場し、手一本を入れていました。

ちなみに、恵比須流の当番町ですが、14町を6ブロックに分け、ブロック単位で、
順めぐりとのこと。7流れありますから、一番山の当番町が回って来るのは、実に
42年に一回になります。当番町の時には、とても大変らしいですが、その分、
一層気合いも入るそうです。



これは、大黒流と、土居流。

東流の舁き手もすごい人数でした。多い少ないはあるだろうが、
一つの流れに200~300人ぐらいの舁き手がいるのではないだろうか?

私は、バカという言葉が好きだ。アホは、どうしようもないという感じがするが、
バカは、夢中になれること。何のドラマだったか、

 『物事が成功する時には、必ずバカが一人はいる!』

というステキなセリフを聞いたことがある。

山笠には、"山のぼせ"という言葉がある。山笠に夢中になる男たちのことだ。
また、それを支える女たちのことを、"ごりょんさん"という。直会(なおらい)での
食事や、洗濯などなど、山笠に夢中になる男たちを支え、応援してくれてるそうだ。

"山のぼせ"に、"ごりょんさん"。
バカになれる人たちが集まっているから、山笠はおもしろい!

 「山笠があるけん博多たい!」

良く耳にするこのフレーズが、改めて、博多に住む人たちの心意気だと感じました。
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