2008年10月11日
天神おもてなしフォーラム
昨日、イムズホールで開催された
「天神おもてなしフォーラム~アジア観光客を取り込む~」
を聴講してきました。
We Love天神協議会の主催で、基調講演やパネルディスカッションを通じて、今後増加が期待されるアジアからの観光客、特に中国人観光客に対して、どうおもてなしをしていくかが話し合われました。
今年、中国人観光客を乗せたクルーズ船が、福岡に寄航し、天神の百貨店で高額な買い物をしているニュースを時折耳にしていましたが、今年だけで23回、26,000人が福岡に訪れたそうです。
平成19年度、福岡市を訪れた外国人観光客は72万人で、その7割が韓国人だったそうです。ただ、ウォンの下落の影響で、今年の夏ぐらいから減少傾向にあるとも。
中国からの観光客が、トップになる時が、そう遠くない日に来ることを感じました。
基調講演では、大阪で観光事業促進アドバイザーをされている孔怡さん(コウイさん、中国の方)から、どうおもてなしをすべきかのアドバイスを頂きました。
いくつか、紹介しますと、
・ 中国は、国土が広く、中国人を一概に扱うことはできない。
→ 北と南とでは、食文化も違えば、考え方、買い物の仕方も違う
→ 沿岸地域、内陸地域でも違う
→ 来る理由も違う。旅行客?留学生?留学生の親?代表団?
→ 時代の変化でも違う。5、6年前と今では、思考にも変化がある
=> クルーズ船対応だけをすれば良いというものではなく、
時代の変化を考慮し、見直しをかけて取組む必要がある
・ 習慣の違い、言葉の壁を打破するために、ポップ(案内表示)の活用を!
例1) 高級品を取り扱う食器店で、買わないなのに、頻繁に商品に触れる
→ 中国人は、買う時にはしっかりと確かめる習慣がある。
”高級品!取扱い注意!”みたいな簡単なポップを商品横に置くだけで、
そのことは中国人にも理解できるし、逆に、高級品を購入しにきている
中国人にとっては、購入するきっかけになる。
例2) 洋服店で、たくさんの商品を広げるだけ広げて買わない
→ 中国人が買い物をする時に、何を確かめているか?それは、日本製か
どうか?日本にまで来て、わざわざ中国製を買おうとは思わない。
また、ショッピングの時間は限られているため、日本製というポップが
あることで、商品を選ぶ時間が短縮できる。
例3) 銀聯カードが導入されているかどうかがわからない
→ 天ちかでは、ほとんどの店で銀聯カード(中国のデビットカード・クレジットカード)が
導入されているようだが、店頭でそれがわからない。
初めて、海外旅行をする人にとって、母国語の標記が目に付くことは安心を与える。
・ 中国人に博多人形が人気がある理由
→ 日本の文化はどちらかというと、”静か”なところに美意識があるが、
中国では、”動きがある”、”色が鮮やか”なものに美意識を持ちやすい。
表情豊かな博多人形が、中国人に好まれたことはひと目でわかった。
・ これからのおもてなしを考えるに際して
→ 九州・福岡の文化の特徴、観光資源を組み合わせて、うまくアピールを!
→ 色々な層があるが、ターゲットを決め、リピーターをつくること。口コミも大事!
→ 意識の改善や、工夫を通じて、日本の文化を混ぜ込むこと
→ 観光は組み合わせ。天神の商空間と地域や文化など他との組み合わせを!
→ ”自分の色”を見つけることが大切。
などなど、とっても勉強になりました。
帰りに、一昨日から始まったアジア太平洋フェスティバルに。
用事があったので、ちょっとだけですが・・・。



今年も、恒例の屋台で、色々なアジアの食を楽しめます。ぱっと食べられるものを探して、マラサダ風ドーナツを頂きました。
沖縄のサーターアンダギーの感じで
おいしかったですが、300円はちょっと
高いかなぁ?
皆さん、行かれました?
13日(月・祝)までですよ~!
「天神おもてなしフォーラム~アジア観光客を取り込む~」
を聴講してきました。

今年、中国人観光客を乗せたクルーズ船が、福岡に寄航し、天神の百貨店で高額な買い物をしているニュースを時折耳にしていましたが、今年だけで23回、26,000人が福岡に訪れたそうです。
平成19年度、福岡市を訪れた外国人観光客は72万人で、その7割が韓国人だったそうです。ただ、ウォンの下落の影響で、今年の夏ぐらいから減少傾向にあるとも。
中国からの観光客が、トップになる時が、そう遠くない日に来ることを感じました。
基調講演では、大阪で観光事業促進アドバイザーをされている孔怡さん(コウイさん、中国の方)から、どうおもてなしをすべきかのアドバイスを頂きました。
いくつか、紹介しますと、
・ 中国は、国土が広く、中国人を一概に扱うことはできない。
→ 北と南とでは、食文化も違えば、考え方、買い物の仕方も違う
→ 沿岸地域、内陸地域でも違う
→ 来る理由も違う。旅行客?留学生?留学生の親?代表団?
→ 時代の変化でも違う。5、6年前と今では、思考にも変化がある
=> クルーズ船対応だけをすれば良いというものではなく、
時代の変化を考慮し、見直しをかけて取組む必要がある
・ 習慣の違い、言葉の壁を打破するために、ポップ(案内表示)の活用を!
例1) 高級品を取り扱う食器店で、買わないなのに、頻繁に商品に触れる
→ 中国人は、買う時にはしっかりと確かめる習慣がある。
”高級品!取扱い注意!”みたいな簡単なポップを商品横に置くだけで、
そのことは中国人にも理解できるし、逆に、高級品を購入しにきている
中国人にとっては、購入するきっかけになる。
例2) 洋服店で、たくさんの商品を広げるだけ広げて買わない
→ 中国人が買い物をする時に、何を確かめているか?それは、日本製か
どうか?日本にまで来て、わざわざ中国製を買おうとは思わない。
また、ショッピングの時間は限られているため、日本製というポップが
あることで、商品を選ぶ時間が短縮できる。
例3) 銀聯カードが導入されているかどうかがわからない
→ 天ちかでは、ほとんどの店で銀聯カード(中国のデビットカード・クレジットカード)が
導入されているようだが、店頭でそれがわからない。
初めて、海外旅行をする人にとって、母国語の標記が目に付くことは安心を与える。
・ 中国人に博多人形が人気がある理由
→ 日本の文化はどちらかというと、”静か”なところに美意識があるが、
中国では、”動きがある”、”色が鮮やか”なものに美意識を持ちやすい。
表情豊かな博多人形が、中国人に好まれたことはひと目でわかった。
・ これからのおもてなしを考えるに際して
→ 九州・福岡の文化の特徴、観光資源を組み合わせて、うまくアピールを!
→ 色々な層があるが、ターゲットを決め、リピーターをつくること。口コミも大事!
→ 意識の改善や、工夫を通じて、日本の文化を混ぜ込むこと
→ 観光は組み合わせ。天神の商空間と地域や文化など他との組み合わせを!
→ ”自分の色”を見つけることが大切。
などなど、とっても勉強になりました。
帰りに、一昨日から始まったアジア太平洋フェスティバルに。
用事があったので、ちょっとだけですが・・・。



今年も、恒例の屋台で、色々なアジアの食を楽しめます。ぱっと食べられるものを探して、マラサダ風ドーナツを頂きました。
沖縄のサーターアンダギーの感じで
おいしかったですが、300円はちょっと
高いかなぁ?
皆さん、行かれました?
13日(月・祝)までですよ~!
Posted by よかろうもん! at 23:39│Comments(0)
│アジア
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