東京の大学に進学した私は、上京した最初の半年間、京王線沿線の
仙川（調布市）に住んでいた兄のところにお世話になったのですが、
先日の父の納骨に行った帰りの車中、昔話で盛り上がった際に、
兄が、上京当時にしでかした私の恥ずかしい話を語り始めました。

コンビニのレジでのひとコマ。

　私：　千円を差し出しながら、

　　　　「こまめちゃらんね？」
　　　　（私の記憶では、「こまめてもらえますか？」って言ったのですが、
　　　　　この際どっちでも良いので、兄が言うままに。）

店員：　「はぁ～？」

　私：　応対にちょっとむっとしながらも、早口で聞き取れなかったんだと思い、
　　　　今度はゆっくりと、

　　　　　「こまめちゃらんね？」

店員：　「は～ぁ～？」

　私：　カチーンときて、むかつきながらも、今度はさらにゆっくりと、

　　　　　　 ◎　◎　　◎　◎
　　　　　「　こ ・ ま ・ め ・ て　・・・」

言いながら、ようやく気づきました。
言葉が、通じていないことに！

”ばってん”とか、”せからしい”とか、方言だと知っている言葉は
もちろん使わないようにしていましたが、方言だと気づいてない言葉って
厄介ですよね…。こんな経験、皆さんもありませんか？

この話自体は、時折、方言の話題になった時などに、昔こんなことが
あったって自分でも人に話してるんですが、この事件を兄が知っている
ことは、知りませんでした。

「何で知っとうと？」と聞くと、
「現場で見とったけど、他人のふりしとった！」って！

1990年の話なので、もう20年近く前の話。
まさか、あの事件の目撃者がいたとは・・・・。